僕が退職代行を使わなかった理由

2018年の流行語大賞に「退職代行」が選ばれるんじゃないかってほど、退職代行の勢いが凄まじいです。

 

僕も使おうと、すんでのところまで行ったのですが、結局やめました。

会社も辞めましたし、退職代行を使うのも辞めました。

その理由をお話します。

情けないヤツと思われたくなかった。

恥ずかしい話ですが、この理由が一番大きかったです。

会社を辞めたあとも、引っ越さない限りはしばらく職場の後輩、同僚、先輩方とは生活圏が一緒です。

会社と自宅がそんなに離れていなかったせいもあって、下手すれば普段買い物をしているスーパーすら同じです。

そんな状況でばったり顔を合わせたらと思うと・・・・・。

情けないにもほどがあります。

「よく退職代行を使った!」なんて褒められるような職場じゃありません。

「どんだけ迷惑かかったと思ってる?」口では言われずとも、表情で分かります。

日本ではこのような会社はまだまだ多いと思います。この辺を退職代行は解決してはくれません。やはり最終的に嫌な目に合うのは、自分なのです。

辞めると伝える時のスッキリ感を感じたかった

 多くの方は、辞めますが言い出せないから、もやもやして鬱々としてしまうのだと思いますが、僕の場合「言ってやりたい」という気持ちがまだ残っていました。

実際に言ったときは緊張しました。でもその日の帰りはすごく足が軽くて、震えて、言ってやったぞという気持ちにもなりました。後ろ向きな達成感です。

これもある意味、成功体験と言っていいんじゃないでしょうか。

使っても安心、とは限らない

使えば絶対に安心して辞められるでしょうか。

いいえ、そんなことはないはずです。対応するのだって人間ですから、会社が強硬姿勢を貫いたら退職代行は「そこで止まる」わけです。

その辺の5万そこそこの業者では非弁行為はできないわけですから、「伝える」が限界です。

退職代行で人事と喧嘩になり、その後ノコノコと自分で出ていくのは・・・それこそ考えただけで無理でした。だから私は普通に退職を選びました。